美白に効く成分ビタミンC誘導体

厚生労働省が美白に効く有効成分を決めています。

厚生労働省が承認する美白有効成分とは、厚生労働省が『メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ』、あるいはこれに類似した効能があると認めた成分のこと。代表的なものには、ビタミンC誘導体、アルブチン、プラセンタエキス、コウジ酸、エラグ酸、トラネキサム酸などがあります」

美白とは何をすることなのか?どうやったら肌が白くなるの?

「①メラニン生成を抑制すること、②メラニンの排泄を促進すること、③メラニンを還元すること。この3つが美白成分のおもな働きです。
メラニン生成を抑制するために配合される成分には、ビタミンC誘導体、アルブチン、プラセンタエキス、カミツレエキス、コウジ酸、エラグ酸、ルシノール、リノール酸、トラネキサム酸があります。メラニンの排泄を促進する成分には、ビタミンC誘導体、プラセンタエキス、リノール酸メラニンを還元して白くする成分には、ビタミンC誘導体、コウジ酸があります」

 

ビタミンC誘導体は、ビタミンを必要な個所に運んでくれる。

「ビタミンC誘導体には、皮脂分泌を抑制したり、抗酸化作用があったり、コラーゲンの生成を促進したりと、本当にさまざまな効果があるんです。化粧品に配合される成分としては必要な成分の一つです。
ちなみに、数あるビタミンC誘導体の中でももっとも古くから使われているビタミンCのリン酸エステルのマグネシウム塩は、化粧品に配合される場合に表示されるときはリン酸アスコルビルMg、医薬部外品に配合される場合は、リン酸L-アスコルビルマグネシウムと表示されます。ほかにもアスコルビルリン酸MgやビタミンCリン酸Mgで表記されることも。成分によっては、表示名を複数持っていることもあるんですよ」