美肌

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コラーゲンには、大きく分けて動物性のもの、海洋性のものがあります。どちらが良いということはありませんが、口に入れてから飲み込むまでの短い間に香る匂いや、しばらく飲み続けてみたあとの効果などによって、ご自身で比較してみるのが良いのではないでしょうか。

動物性コラーゲン

牛や豚など哺乳類(豚足や牛すじ・鶏皮など)

メリット
安価で手に入りやすい
食材としてもおいしく摂取することができる
加工しやすい
ヒトに近い構造のコラーゲン
熱に強い

デメリット
動物特有のニオイ
脂質なども含み純度が低い
構造が複雑で体内での分解に時間がかかる
分子量が大きく体内に吸収されにくい
狂牛病(BSE)発生後、安全性が不安視されている

海洋性コラーゲン

魚の骨や皮・ウロコなどから抽出されるもの。フカヒレ・エイヒレなど

メリット
分子が小さいため、消化吸収が良い
体内への吸収も早い
アレルギーが少ない
安全性が高い
純度が高い
低カロリー

デメリット
ニオイが強い
価格が高いものもある

植物性コラーゲン

コラーゲン自体は動物に存在する成分で、植物にはない。ここでいう植物性コラーゲンとは人参や大豆から抽出される成分でコラーゲンと似た働きをする成分

人参由来は、「人参由来ヒドロキシプロリン配合」
大豆由来は、「大豆由来発酵タンパク質配合」
アーモンドは、「加水分解アーモンドタンパク質配合」

コラーゲンは、動物に存在するタンパク質なので、植物には存在しません。では植物性コラーゲンって何?ってことなんですが 大豆や人参から抽出される成分が動物性のコラーゲンに似たような働きをするため植物性コラーゲンと呼んでいるんだそうです。

そして植物性は動物性のように感染症やアレルギーの心配が少ない安全性にすぐれたコラーゲンだというのが宣伝文句になっているんですね。 まったくふざけているというか美容業界の悪い部分が出てしまっている気がします。

うるしや山芋を肌に塗ったらかぶれる人がいるように植物性だから安全だとかアレルギーが起きないということはありません。ちょっと考えればわかります。こんなの。 植物性コラーゲンのほうが分子が小さいので浸透しやすいというのも嘘です。肌のバリア機能に跳ね返されるだけです。

タンパク質でいうと牛や豚、鶏肉、卵や乳製品から摂取するほうが吸収がいいし、アミノ酸スコアが高いといわれます。植物性タンパク質は動物性と比べて 脂質が少ないというメリットはありますが、必須アミノ酸が一部不足しているものもあるので動物性タンパク質ほど効率がよくありません。

栄養のことを考えるとあくまで植物性タンパク質というのは動物性タンパク質の補足です。

ということから考えても植物性コラーゲンというのはあまり存在価値がないような気がします。ユーザーはバカだから植物性で肌や身体にやさしく、 安全性が高いとでもいっておけば売れると思っているんでしょうね。

 

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